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ネイルチップ卸インサイト

ネイルチップのデザイン指示書:サンプル制作前に伝えたいこと

参考画像の用途、デザインの配置、変えたくない要素と相談したい点を整理。サンプル制作前に使える指示メモを用意しました。

公開日 2026-09-12 · SENAILGLOBAL Editorial Team

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参考写真があれば、目指す雰囲気は伝わります。ただ、その写真のどこを重視しているかまでは分かりません。透け感のあるベースなのか、先端の細いラインなのか、パーツの位置なのか。同じ写真を見ても、受け取り方は変わります。

オリジナルのネイルチップを打ち合わせるときは、写真に短いデザイン指示を添えてください。どこに何を配置するのか、変えたくない部分はどこか、制作可能か確認したい点は何か。立派な企画書にする必要はありません。説明のない画像を何枚も送るより、印を付けた写真と具体的なメモのほうが意図を伝えやすくなります。

この記事は、新しいネイルデザインを制作するブランド担当者向けです。既存カタログのデザインはそのままに、台紙や箱だけをブランド仕様にしたい場合は、ブランドカスタムの注文方法をご覧ください。

参考画像ごとに「何を見てほしいか」を書く

画像に番号や記号を付け、それぞれに一文を添えます。例えば、次のような書き方です。

  • 参考画像A:ベースの色味だけを参考にしてください。チップの形状は対象外です。
  • 参考画像B:ラインの配置を希望しています。パーツは再現しないでください。
  • 参考画像C:横から見た高さや厚みを検討するための参考です。

これは伝え方の例であり、当社が納品した商品の仕様ではありません。ご自身のデザインや、共有する権利のある資料を使い、「雰囲気の参考」と「再現を希望する部分」を分けてください。

書き込みを入れた画像と一緒に、元の画像も残します。拡大写真は細部の説明に役立ちますが、全体写真がないと配置の意図が分からなくなることがあります。角度によって見え方が変わる仕上がりなら、短い動画を添える方法もあります。

複数の画像で指示が食い違う場合は、どちらを優先するかも明記しましょう。例えば、AとBのベースカラーが違うなら、サンプルで採用したいのはどちらなのかを伝えます。

1枚ずつ、配置と向きを伝える

「両手とも同じデザイン」だけでは、まだ判断が分かれます。曲線は左右対称にするのか、すべて同じ向きにするのか。アクセントは特定の指に置くのか、それとも台紙に並べたときの位置を指定しているのか。

図の各位置に記号を付け、その位置のベース、模様、パーツ、向きを書いておきます。デザイン上の位置記号と、チップのサイズ番号は混同しないように分けてください。希望する枚数やサイズ構成も記載しますが、供給可能かどうかは別途確認が必要です。

次の記入例は、指示の書き方を示すためのものです。実際の顧客注文や販売中の商品ではなく、記載したすべての仕様を制作できるという意味でもありません。

  • ベース: 透け感のある淡いピンクを希望します。参考画像Aをもとに、どのような仕上がりが可能か確認してください。
  • ライン: 先端全体を金色にせず、先端付近に細い金色の曲線を入れたいです。サンプル制作前に、印を付けたラインの位置を確認してください。
  • アクセント: 印を付けた位置は変えないでください。使用するパーツと横から見た高さは、見積もり前に検討をお願いします。
  • その他の位置: 印のない位置には、追加の装飾を入れないでください。

最後の一文も大切です。参考画像に空白があるからといって、そこに装飾を足してよいとは限りません。

変えたくない部分と、相談できる部分を分ける

制作上の懸念があったときに、依頼先が勝手にデザインを変更せず、相談できる形にしておきます。次の3つに分けると整理しやすくなります。

  • 必ず残したい要素: ベースの色味やアクセントの位置など、デザインの核になる部分。
  • 変更を相談できる要素: サンプル制作前に変更案を確認したうえで、調整を検討できる部分。
  • 先に制作可否を確認したい要素: 指定素材、立体的な装飾、細かな描画など、そのまま制作できるか判断が必要な部分。

例えば「このパーツを写真どおりに制作できない場合は、高さを抑えた代案を提案してください」と、「使えるパーツで代用してください」は違う指示です。前者は提案を求めており、後者は置き換えを認めています。

素材名や技法も同じです。ブランドとして指定がある場合は、希望条件として書き、対応可能か確認してください。写真だけでは、そのチップに使われている素材までは判断できません。

画面上の色と、実物で確認する色を分ける

色の参考資料があれば添え、チップのどの部分に適用したいかを示します。「ピンク」でも、不透明なベース、透けるような色付け、小さな模様では意味が変わります。

画面だけでは、実物サンプルの見え方を正確に再現できません。Adobeも、機器や色空間によって色の見え方が変わることを説明しています。色番号は意図を伝える助けになりますが、どの素材や仕上げでも画面と同じ見え方になるという保証ではありません。

指示書には、実物サンプルで判断したい色の項目を書いておきましょう。また、ネイル本体の色と台紙の印刷色は分けて確認します。一方の承認が、もう一方の承認を意味するわけではありません。

サンプルが届いたら、実物サンプルの承認チェックリストを使って、承認する部分と修正が必要な部分を記録してください。

最新版を一つにまとめる

指示書には「Design A — v02」のように、デザイン名と版番号を付けます。変更時は、次のような短いメモを残します。

「v02:ベースとアクセントの位置はv01のまま。先端のラインをより細くできるか確認してください。それ以外の指示は変更していません。」

改訂した指示書は、対応する画像と一緒に送ります。後から送ったチャットの一文だけで、古い添付ファイルの指示を上書きしたつもりにならないようにしてください。未決定の点は、作業を始める前に確認します。

指示書の更新は、実物サンプルの承認とは別です。また、新しい版を送ったからといって、追加のサンプル制作が無料になるわけではありません。費用と日程への影響を確認してから進めましょう。

そのまま使えるデザインメモ

以下の項目を、ご自身の情報に置き換えて使ってください。

  • デザイン名・版番号:
  • 参考画像と、各画像で伝えたいこと:
  • 希望する形状・長さ・枚数・サイズ構成:
  • 図に印を付けた各位置のデザイン指示:
  • 必ず残したい要素:
  • 変更を相談できる要素:
  • 見積もり前に制作可否を確認したい点:
  • 実物サンプルを見て判断したい点:

このメモに、デザインごとの予定数量、配送先の国、ブランド台紙や箱の希望を添えます。包装の変更がネイル本体の変更と混同されないよう、これらの取引条件はデザイン指示と分けて記載してください。

SENAILGLOBALの新規デザイン制作は、1デザインにつき100セットからです。デザインサンプルは1デザインにつき5米ドル、送料別で、サンプルの単位、枚数、サイズは見積もり時に確認します。カスタムサンプルの制作は、お支払いと仕様確認後、通常約1週間が目安です。複雑なデザインは別途日程を確認し、配送期間は含みません。

台紙・包装の試作は別料金で、通常は約20米ドル、送料別です。材料、印刷、仕様によって変わるため、ご依頼前に現在のサンプル条件をご確認ください。

指示書と参考画像は、sales@senailglobal.comへお送りいただくか、ブランドカスタムのお問い合わせページからご相談ください。日本市場向けのご相談やTikTokでの協業については、visionailsjp@gmail.comでも受け付けています。

まだ決まっていない部分は、そのまま「未定」と書いて構いません。双方が確認していない仕様を確定事項にするより、何を相談したいのかが分かるメモから始めましょう。

参照情報

Adobe:色彩管理の基本(英語)

取引条件はSENAILGLOBALのカタログとサンプル条件およびブランドカスタムの案内に基づきます。本文の記入例は説明用であり、個別注文の記録や制作可能な仕様の保証ではありません。